名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.10.03
夏の孤独死・冬の孤独死
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
10月に突入して衣替えの時期ですがたまに暑い日もありなかなか総入替えが出来ないそんな毎日です。
さて、秋も深まり真夏のような暑さはもうなくなりましたね。8月や9月中旬頃までは頻繁に掛かってきた孤独死に関する電話相談も最近は随分と減り落ち着いてきたように感じます。
ただ、だからと言ってこれからの時期は安全というわけではありません。もちろん真夏のように熱中症を原因として室内で倒れ孤独死に至るといったケースは減るでしょうが、冬には冬の孤独死の危険性が潜んでいることに注意しましょう。
毎年この時期になるとブログに書いているので既に耳タコの方もいるかもしれませんが、大事なことなので2度でも3度でも何度だって書かせて頂きます。
真夏の孤独死はその腐敗の早さからも周りへの影響も大きく話題になりやすいところではあります。
臭いによる被害、ハエなどの害虫による被害、体液などの染み出しによる被害などとかく真夏の孤独死は近隣の住人へ与える影響が大きく、賃貸物件では周囲の入居者が全員退去してしまう事態になってしまうこともあります。
反面、冬の孤独死は遺体の腐敗も進行が遅く近隣への影響がでる前にご遺体が発見される事も多いのですが、それが返って遺体の発見を遅らせてしまう要因ともなってしまうこともあります。
冬の孤独死の最大の原因は「ヒートショック」。暖房などで暖められている部屋からトイレや廊下など寒い所に出た瞬間や、脱衣所や浴室など衣類を脱いで冷気に晒される環境などが最もヒートショックが起きやすい場所とされています。
真冬に受ける孤独死案件で多いのもやはりトイレや浴室などで亡くなられているケースであり、特に高齢者で高血圧などの持病を持たれている方の場合が多く見受けられます。
高血圧の方がトイレに入りズボンを脱いだ際に下半身が冷気に晒されて血圧が一気に変動したり、便秘でトイレで強くいきんだりした際に血管が切れてしまい脳梗塞などで意識を失ってしまったりと、高血圧の方にとっては冬のトイレやお風呂は鬼門ともなりますので特に注意が必要です。
一番の対策としては高血圧を直すことなのでしょうが加齢ととも起きる症状はすぐに改善させるのも難しいでしょうから、ヒートショックが起きない対策を本格的な寒さがくる前の今の内から進めていくのが肝要となります。
大規模な修繕をして浴室暖房や床暖房など導入できるならいいのですが、お金も掛かりますし賃貸物件ではそもそも工事が出来ないといった事情も多くあると思われます。
最近は小型の足元ヒーターなどトイレや浴室にすぐに設置できる機器も販売されていますので、お医者さんから血圧について注意を受けている方は是非、本格的な寒さがくる前に対策をしてくださいね。
「寒くなってからでいいか」ではダメです、寒くなる前にやるのがポイントですよ!
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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