名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.10.07
遺品整理から緊急清掃のご依頼
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
日中はまだしも朝と晩がかなり寒くなってきましたね。夏作業スタイルのポロシャツ一枚ではそろそろキツイかな、、、、
さて、先日遺品整理作業の完了確認をお客様としている際に掛かってきた一本の電話。緊急で清掃だけしてもらえないかというご相談です。
お話しを聞くとご相談者のお父様がご自宅で亡くなられて、亡くなられていた場所にかなりの血溜まりが出来てしまっており、専門家になんとかしてもらおうと探していたところ当事務所のホームページを見つけられたそうです。
詳しくお話しを聞くと一般的に孤独死と言われるような状況ではなく、臭いや虫などが発生している訳では無いのですがどうも玄関で転倒して頭を強く打たれたようでかなりの出血があった様子です。
高齢者のご自宅での事故は外で交通事故に会うケースよりも何倍も高く、古い家屋などは色々な箇所が転倒や転落の危険性をはらんでいたりしますので注意が必要です。
廊下の段差などで転倒という場合は骨折して入院といった場合も多いのでしょうが、転倒する箇所が階段や今回のように廊下と土間の間に高低差があるような箇所ですと転倒した際に高齢者の方ですと、とっさに自重を支えることができずに頭から落ちてしまい重大な事故に繋がってしまうこともしばしばあります。
今回のケースもそんな転倒から発生したケースでした。血溜まりの箇所が玄関ということもあり、家族が室内に入って遺品整理をしたくても入れなくて困っているというご相談です。
電話を頂いたのがちょうど遺品整理のご依頼を頂いたお客様との完了確認が終わる間際でしたので、そのまま道具を持って伺うこととして緊急の清掃依頼へと走ることになりました。
1時間ほどで現場に到着してお客様をお待ちしていると程なくしてお客様も到着。喪服姿のままでかなりお疲れの様子でしたが玄関の鍵だけを開けて頂き後はこちらにお任せして頂くことにして作業を開始。
電話で確認していた通り腐敗臭などはしませんが、かなり濃い血の臭いが玄関には充満しており確かにこれでは室内には入れないかなと思わせる状況です。
眺めていても仕方ありませんので、まずは消毒剤の散布を行い、洗浄剤を撒いて清掃を開始。土間部分に飾り石が埋め込まれたちょっと洒落た造りでかなり凸凹があった為、隙間に入った血液の洗浄に予想以上に時間が掛かりましたがなんとか綺麗に戻すことができました。
当初感じた血液臭も洗浄後に散布した消臭用の薬剤で消すことが出来、今回は孤独死現場のように消臭機を設置する必要もなく比較的短時間で清掃と消臭作業を終えることができました。
お客様にも現場の確認をして頂き完了のサインを頂いて作業終了です。「これでやっと部屋の確認を家族みんなで出来ますよ」とお客様にも喜んで頂けて、こちらとしても頑張ったかいがあるというものですね。
高齢者に降りかかる事故の危険性は外よりもご自宅の中での方が高く、これから単身の高齢者が増える中では孤独死と呼ばれる状況になってしまうケースが増加すると予想されています。
危険な箇所には手すりを付けたり、段差をスロープで解消するなど大規模な工事をしなくても普段の生活スペースだけなら比較的簡単な工事で安全性を向上することも出来ますので、最近よく躓くな?とかヒヤッ!とした経験がある方は一度専門家にご相談くださいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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