名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.10.17
全国相続協会相続支援センター秋季セミナー
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
だんだん朝布団から出づらくなってきましたね(笑)そろそろコタツの準備が必要かもしれません。
さて、昨日は全国相続協会相続支援センターの秋季セミナーが名古屋で開催され、名古屋支部の会員として参加してきました。
セミナーのプログラムとしてはロッキード事件を担当された元東京地検特捜部検事 堀田 力 弁護士の基調講演、事例発表として、岡崎市の行政書士であり牧師でもある 磯村先生と大阪の行政書士である松村先生が発表を担当されました。
(堀田 力 弁護士)
(磯村 修司 行政書士兼牧師)
(松村 憲治 行政書士/松村総合法務事務所 DNA鑑定ローカス大阪)
堀田先生は最初元検事という肩書きからお堅いイメージがあったのですが、講演は先生の人柄が良く現れたユーモア溢れるお話しで非常に面白く、家族の絆と地域社会という観点からお話しされていました。
現在だれもが知っている介護保険の始まりは堀田先生が声を上げたからこそ始まったという事実をお聞きして改めてその凄さを実感したところです。
また、磯村先生の牧師としての観点から相談者の心情を理解するにはどのような点に注意しなければならないのかといった点はついつち見落としがちな部分こそが一番相談者の方が聞いてもらいたいところなんだということを再認識させられました。
特に面白かったのが、松村 憲治先生のDNA鑑定から相続業務の拡大へと題したお話し。最初はDNA鑑定がどのように相続業務に影響するのか?と思っていたのですが、昨今のできちゃった婚や不倫などの父子関係についてDNA鑑定の需要が高まっているお話しはなかなかに相続が争続となる原因となるのだと思わせるお話しでした。
特に実例に基づいた生々しいお話しは遺品整理とはまた違った人の内面が見えてくる部分でもあり、また少し前に最高裁まで争われて話題になった法的な父子関係と科学的な父子関係が争いになった場合はどういう問題が出てくるのかといった話しは今後の相続相談で増えてくる話題なのではないしょうか。
松村先生には席がお隣となった関係でちょっとだけ個別の質問をさせて頂きました。それはDNA鑑定に掛かる期間についてです。遺品整理のご相談のお電話の中には「孤独死した親族が今警察でDNA鑑定中なんですけど遺品整理ってしてもらえますか?」という相談があります。
過去に何回か受けたことのある相談内容なのですが、基本的にDNA鑑定にはそれほど時間が掛かるものではなく1週間もすれば結果は出るのでそれを待ってからでもいいのでは?とお答えするのですが、先日受けた同じ質問で「警察からは1ヶ月程DNA鑑定に掛かると言われているんです」というご相談を受けました。
今まで何度もDNA鑑定後の遺品整理を行ってきていますが、1ヶ月も掛かるといったことはなかったので、その点を松村先生にお尋ねしたところ、一般的な親子関係を判別するDNA鑑定と違って警察内には専門の部署があるので早ければ1~2日で結果は出せるのではということでした。
ただ、都会と地方の警察によっては設備や人員そして鑑定数の違いなどから鑑定に掛かる日数が違ってくることはあるかもしれないとお聞きし、先日の疑問が氷解致しました。
孤独死や遺品整理に関する電話相談は日本全国から掛かってきますので、もしかしたらそういった地区や設備などの違いが先日のご相談内容にあったのかもしれません。
基調講演、事例発表の後はグループに別れて討論会の実施と発表を行い今回の秋季セミナーは無事終了となりました。今回も各地域の先生方と知己を得ることが出来、大変勉強となった一日となりました。
名古屋で相続を専門にされている士業の先生がいらっしゃいましたら全国相続協会相続支援センター名古屋支部に参加してみませんか?ご連絡お待ちしておりまーす!
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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