名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.10.26
遺骨の引き上げと貴重品捜索 代行
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
今日の名古屋は天気はいいけど寒い!もうコタツ出してもおかしくないですよね?
さてさて、先日は遺品整理とはちょっと違うお仕事を行ってきました。といっても、遺品整理とは関係の深いものでもあります。当事務所へは相続放棄と遺品整理に関するご相談が数多く寄せられます。
相続放棄を予定されている相続人のご事情も千差万別で単純に相続放棄をした後の遺品整理の方法のご相談から、原状回復や損害賠償に関するご相談など相談内容も多岐に渡ります。
そんなご相談の中で「相続放棄をする予定だが遺骨だけは引き取りたい」や「故人の思い出の品だけは引き上げたい」といったご相談を受けることがあります。
相続放棄をされた方は故人の財産に関する権利を失いますので当然財産を処分する訳にはいきません。そん時に遺骨や思い出の品はどうなるの?という相談です。
相続放棄の際に処分してはいけない財産とは基本的には市場価値の有る物を処分してはいけないという意味ですから、他の相続人の方と話しがついているのなら遺骨や財産的価値の無い思い出の品を受取るのは問題ないと考えられています。
さて、ここからが今回のお仕事のお話し。先日受けたご相談で北陸在住の方より故人の部屋にある親の遺骨を引き取ってきてくれないか?というご相談がありました。
何故当事務所にご相談?と思われると思うのですが、このお話しには続きがあって、故人のお部屋は孤独死現場であり相続人の方は相続放棄をする予定です。ただ、故人が保管していた親の遺骨はそのままにしておくわけにも行かずなんとか回収したいというご希望。
そして、故人が残していた財産に何があるのかがわからないので遺骨を引き上げる際に室内を探して通帳や保険証書、その他財産的価値のありそうな物を専門家の目で見て確認して欲しいとのことでした。
依頼を受けて早速現地に足を運んでみると、現地は管理会社によって清掃はされていましたがハエの死骸や血液の跡が大量に残っており足の踏み場に困るような状況です。
遺骨や埋葬許可証などはすぐに見つかりましたが、その他の資料は全て総当りで探すしかありません。ご家族でも同居していなければ何処に何があるかわからないというのが普通ですので、この捜索は結構骨が折れる作業となります。
ただ、遺品整理では毎回貴重品捜索を行っている経験上何処に何が置いてあるかの見当はある程度付きますので、後は故人の性格が几帳面なのかそうでないのかといった要因で作業の難易度が変わってきたりします。
今回の方はある意味几帳面な方だったようでレターケース等でかなり細かく分類などして保管もされており依頼されていた書類類はすぐに発見できて一安心。
その他に、土地の登記済証、取引の無いと思われていた銀行の定期預金、保険証券や株の取引履歴などなど相続人が予想していなかった財産が結構な数で見つかりました。
当初相続放棄を予定していたご依頼者も故人の財産を再度確認してみてから最終的な判断をされることになり、早まって相続放棄をしていたらせっかく故人が残してくれていた財産に気づかずに放棄してしまっていたかもしれません。
遠方で故人の部屋に行く時間が無い、事件や事故があった為部屋に入ることが出来ない、何が大事で何が不要なのかが判らない、そんなお悩みがありましたらご相談下さいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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