名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.12.18
冬の孤独死は発見され辛い!
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
暖かい12月ですが日陰や強い風などには冬らしさを感じるようになってきていますね。年越し前に風邪など引かないように手洗い、うがいはしっかり行っていきましょう。
さてさて、12月も残すところあと半分となりました。ただでさえ月日が過ぎるのがはやい、はやいと思っているのに12月はそれに輪を掛けて早く感じますね。
これも「12月」「年末」「年越し」「忘年会」と今年を締めくくろうとするワードを沢山聞く為に気がせってしまっているからではないかと思います。
遺品整理に携わる者としてこの時期ご注意頂きたいのが体調の悪い方への配慮です。ご存知の方も多いと思われますが1年間の中で一番死亡者数が多いのが12月~1月です。
遺品整理の仕事をしていると真夏の孤独死現場などを何度も整理いたしますし、熱中症などの話題も多く夏の方が死亡者数が多いのではないか?と勘違いしそうになりますが、実はこの時期が一番人が亡くなりやすい時期とも言えます。
そして、夏の孤独死と冬の孤独死で圧倒的に異なるのが気温です。夏は当然のように気温も高く遺体の腐敗も早くなります。しかし、真冬の孤独死の場合は気温の低さもあり、コタツに入っていたとか、お風呂で亡くなった、エアコンの暖房が付けっぱなしだった等の事情がなければ、かなりの長期間遺体の腐敗は抑えられます。
真夏では1週間で大変な事になっているご遺体も真冬だと1ヶ月経ってから発見されても部屋には大した損害は発生していないということも珍しくはありません。
反対に言えば、冬の孤独死はそれだけ発見されにくいということです。真夏なら臭いやハエなどの害虫によって故人が住んでいたお部屋から発せられる異常に気づきやすくもありますが、冬はそういった異常が出にくく、また定期的に取っている新聞や牛乳などの配達物などもなければご近所の方も異常に気づくことが出来ません。
それに加えてこの年末、年始の時期は皆さん忙しなく動かれており自分達のことで手が一杯となります。ちょっと顔を見なかったとしても「正月休みで旅行か帰省でもしているのかな?」と思われても不思議ではありませんよね。
高齢者のひとり暮らしも増える中、ご自身での体調管理はもちろんですが、ご近所の皆様も忙しい合い間に最近顔を見ていないなと思われる方がいらしたら、ちょっとだけ気に掛けてあげてくださいね。
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名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。