名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2016.03.31
故人の個人番号カードってどうすればいいの?
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
朝起きると無意識にコタツの電源を入れてしまいますが実際にはそんなに寒くないんですよね。3月も最終日、新年度がいよいよ始まりますね!
さてさて、先日ちょっとしたご縁からマイナンバーに関する勉強会で講師をさせて頂きました。とはいえ私自身もマイナンバーに関しては税理士の先生のように詳細に内容を把握しているわけではありませんので、出来るだけわかりやすく解説するために久々に書籍やネットを駆使して勉強をいたしました。
そんな勉強会の最後にこんな質問がありました。「マイナンバーカード(個人番号カード)はいらなくなったら捨ててもいいんですか?」というものです。
これは遺品整理などの現場でも今後予想されることです。遺品整理をしていると故人の年金手帳や印鑑手帳、障害者手帳などいろいろな手帳やカード類が出てきます。
不要となった銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどはハサミやシュレッダーなどで細かく切って捨てれば問題ありませんが、マイナンバーカード(個人番号カード)ってハサミで切っていいの?と疑問になりませんか?
そもそも亡くなった方のマイナンバーってどうなるのでしょう。マイナンバーは出生届けが出されて住民登録がされると付番される原則一生使用する番号です。では、亡くなったら?
故人のマイナンバーはその番号を使用していた方が亡くなったとしても他の誰かがその番号を再利用するということはありません。つまり永久欠番になるということです。
となると、例え故人のマイナンバーカードーと言っても無闇やたらにそこらへんに捨ててしまうわけにはいきませんよね。死亡後もマイナンバーが故人と結びついているということは、そこから情報を引き出せる可能性があるということですから死者のマイナンバーもしっかりと管理する必要が出てきます。
だからと言って遺品整理した家族がずっとそのカードを保管しておくのも面倒ですよね。一番いいのは役所へ返却することです。マイナンバーカード(個人番号カード)は申請して始めて受取れるものではありますが、一度受取ったとしてもいつでも返却することが可能です。
返却する際に故人との関係を証明する書類が必要となる可能性があります。ただ、必要書類については役所ごとで求められるかどうかは変わってくるようですので返却する前に一度電話をして確認するといいかもしれませんね。
ちなみに、名古屋市のマイナンバー担当の部署に確認したところでは、返却する際には特に身分証明書などは必要なくカードだけ返却してくれれば大丈夫とのことです。
あと、さらに名古屋市に確認したところ故人のマイナンバーカードについてはクレジットカードの処分と同じようにハサミで切るなどして家族で処分してもいいとのことです。(国の設置したマイナンバー総合ダイヤルでは必ず役場に返却してくださいという回答でしたけど、ここらへんの差異が手探り状態と感じるところですね~)
ただ、ハサミで切るなどの場合はICチップや個人番号部分など必ず切っておかないといけないような箇所もありますので、そんな余計な心配をかけるくらいなら故人の死亡後の手続きで役場に寄ったついでにでも返却するのが安心安全ですよね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や生前整理、相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くださいね。