名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2018.06.05
税理士が鳴らす遺品整理業界への警鐘
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
暑いですね、6月に入り段々と本格的な夏に近づいてきているのを腕の日焼け具合から実感しております(笑)。皆さん夏への準備は整っていますでしょうか?
さてさて、先日いつもお世話になっている税理士の先生とお話ししていた際に税理士の先生が遺品整理業界に持っているイメージを率直に語って下さいました。
まず、遺品整理業界にもっているイメージとして「信用ならん!」これが第一でした。もちろん私のように国家資格を背負って遺品整理を行っている者がいることも知っていらっしゃいますので、全ての遺品整理業者が信用ならんという訳ではありません。
特に不信感を持っているのが「格安」を謳い文句にしている業者と○○士のような民間の資格団体の業者が信用ならんとのことです。この先生は単に遺品整理業者が嫌いという訳ではなく、そこにはある事情がございました。
相続を専門に取り扱っている税理士の先生ですので、当然、相続税の申告の案件などでは故人の資産状況を確認します。そういった際に多いのが、家族であっても故人の財産をしっかり把握はしていないこと。昨今は特に離れて暮らす家族も多くその傾向は顕著だとのことです。
ですので、税理士の先生がご家族の資産状況を確認した上で「恐らくこの状況だとタンス預金がかなりあるので調べてみてください」と伝えても「いやいや、親父はそんなお金持ってないですから大丈夫ですよ~」とご家族は故人がタンス預金をしているなんて事は一切想定していない様子です。
しかし、税理士の先生も相続を長年専門でやってきているだけあり、これまでの調査から現金として保管されている蓋然性がかなり高いと判断されている訳で「タンス預金があるものだと思って探してみてください!」と強く言われるそうです。
そうする後日、「実はタンス預金がありまして、、、、」となるケースが非常に多くあるとのことで、家族が知らない故人の財産についてはいつも気を揉んでいるとのことです。
そこで話しは戻るのですが、こういった経験から家族は無いものだと思っている故人のタンス預金。
そこに格安を謡い文句に入る遺品整理業者。遺品整理業者の中にはどうしてそんな安くできるの?と同業である私から見ても不思議な会社がありますが、そういった会社に対してはかなり不信感を募らせているようでお客さんにも注意を喚起されているそうです。
曰く、遺品整理料金が安いのには安いなりの訳がある。作業が雑だとか愛想が悪い程度ならまだしも、そもそもの目的が高価な商品を安く買い取るのが目的だったり、最悪なのが現場から出てくる家族が知らないタンス預金を懐に入れることを目的にした遺品整理業者がいるということが許せないとのことです。
遺品整理の現場で結構な額のお金が出てくることは珍しくはありません。しかし、当事者のご家族にとっては「まさか、あの人がこんなお金を持っているなんて!?」という思いの方が強く、日頃の生活や言動からタンス預金なんてないだろうと決め込んでしまっていることも多くあります。
悪徳な遺品整理業者はご家族のそんなちょっとした心の油断をついて不誠実な行いをしていきますので、遺品整理業者に依頼される際はどういった会社が運営しているのかやちゃんとした資格を有しているところなのかなどしっかり確認してから依頼するようにしましょうね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
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