名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.01
私は親の遺言に従っただけです、、、、
おはようございます。名古屋は昨日に引き続き快晴です。
名古屋の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。今日も暑くなりそうです。
昨日は一戸建ての片付けの現場が大変ハードで戻ってきてから泥のように眠りにつきました
昔は一晩眠れば疲れなんてスッキリ解消したものですが、この歳になるとなかなか厳しいものがありますね(笑)
さて、遺品整理でお困りのご遺族をたくさん見てきた私ですが、たくさんある遺品整理の現場の中でごくまれに遺品整理で全く困っていないご遺族の方にお会いします。
もちろん、家財の撤去やお部屋の解約などはあるんですよ。そういった本来何処の業者に頼んで家財を片付けて、家や土地などはどこの先生に依頼して名義を変更して、保険金の請求はああしてといったもろもろの必要となる作業に思い悩んでいないということです。
私たちがお会いするご遺族の方のほとんどが、急な訃報で急いで遺品の整理を行われている方が多いのですが、私がお会いしたある方は全く違っていました。
その方はご長女様で、お母様の遺品整理のご依頼だったのですが、現場は閑静な住宅街にあるマンションの一室です。エントランスからして高級感漂うそのマンションはやっぱりお高いようで、当然私のような庶民が手を出せるよう物ではありません。
お住まいがここなら他にもいろいろと手続きやらなんやらでご長女様も大変だろうなと思い聞いてみると。
「いえ、それが全く困っていないんです。私は母が遺してくれた遺言の指示に従ってるだけなんです。」とのこと。
どうも、お母様はかなりやりての経営者だったらしく、何事も準備を怠らなかったようです。当然、それは自分の最後、残された子供たちが困らないようにとの遺言でも変わることはなく、自分が亡くなった後はこのうようにしなさいと事細かに指示がされていたそうです。
ですので、本来多額の財産があるなら少なからず起こる相続問題も、生前にお母様が相続でもめることが無いようにと財産をそれぞれに分配していた為に一切起こらず。財産の承継から、各種名義変更などの手続きもお母様の残された指示書の通りにしていればトントン拍子で進んでいき、まったく困ることが無かったとご長女様はおしゃっていました。
たくさん財産があって、相続人間で険悪な雰囲気になってるご遺族にはたくさんお会いしてきましたが、こんなにも疲れていないお顔というか、こういう時文才がないのが困りますね、なんと言うのでしょう、晴れやかなお顔というか、とにかく、お母様を亡くされた悲しみの中にも同時にお母様の事をお話になられる際に垣間見られる自分の母はこんなにも凄かったという事への誇らしさが伺える笑顔を見るとほんと偉大なお母様だったんだなとお話を聞いていて感じました。
遺言や生前整理などは今では「終活」という言葉が生まれる程、その重要性は認識されてきています。しかし、まだまだ、日本人の多くの方が「遺言」は残してはおりません。
これは一重に遺された家族がなんとかしてくれるだろうとの家族への信頼から来る思いがあるからだと考えられます。
しかし、遺される財産の大小に係わらずもめごとは起きてしまうのが現実なのですから、自分の死後、遺される家族の負担を減らす意味でも「遺言」などを活用して少しでも揉め事を減らす努力をするのも家族への思いやりかもしれませんね。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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