名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.06.15
熱中症は室内でも起きます!
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
梅雨入りしたせいか、食品の日持ちが悪くなってきていますね。昨日も先日買った和菓子の餅にカビが生えてしまい泣く泣く廃棄処分へ、、、、暑くなると食中毒の危険も高まりますからお気をつけください。
さて、雨が降ったり暑い日差しが照りつけたりと天気が目まぐるしく変わっていますが、孤独死に関する相談が暑くなるにつれて増えてきています。
この時期に増える孤独死の死因としてはやはり熱中症が原因と思われるものが多く、また当事務所に依頼がくる案件のほとんどは室内で亡くなられていたケースです。
特に高齢者の方のひとり暮らしなどでは発見が遅れる場合も多く、この時期は暑さの関係で遺体の損傷も激しくなりますので作業も困難なものが多くなります。
遺品整理の仕事をしていると室内での熱中症というのは珍しく感じませんが、皆さんのイメージとしては熱中症は外で畑仕事をしていたり、学生がスポーツをしている際にかかるといった、屋外での行動で熱中症になってしまうものと考えられているのではないでしょうか?
確かに暑い日ざしが照りつける中での屋外作業の方が熱中症の危険は高いですが、屋内で熱中症が起きないわけではありません。特に先ほど述べたように高齢者の方には注意が必要となります。
まず、屋内であるという油断。これは高齢者ご本人だけではなく、周りの家族にも言えることですが、室内にいるなら熱中症の心配はないだろうという油断が熱中症の症状が出ていてもその可能性を想定の埒外に置いてしまい対応が遅れてしまうことがあります。
次に高齢者特有の暑さ寒さに鈍感になるという身体機能の低下。高齢者が熱いお風呂が好きというのは良く聞きますがが、あれは単に身体機能が低下して熱さに鈍くなっているだけです。
ですので、真夏日であってもエアコンなどの空調を使用せずに過している高齢者の方は多くいらっしゃいますが、本人は暑くないと思っていても体は疲弊していっていますので、ご家族やご近所の方が危ないと思ったらエアコンや扇風機の使用を勧めてあげてくださいね。
最後に、食生活。最初にも述べましたがこの暑い時期は食品が腐りやすくなります。しかし、高齢者の方は見た目などでは食品の痛み具合がすぐに判断できず、腹痛や下痢などで脱水症状を引き起こしてしまう可能性があります。
また、お酒が好きな方も要注意です。もう何度となく書いてはいますが、暑い時期のお酒の飲みすぎは本当に危険です。お酒を飲むだけ飲んで水分の補給もせずに寝てしまうと、眠っている間に脱水症状に陥ってしまうこともあります。
屋内での孤独死は決して暑さだけで起こるものではありません。年齢、身体機能、食生活、そして家族やご近所との付き合い方などの要因が複合的に絡まり、孤独死する人とそうでない人とに別れてきますので、本格的な夏を迎える前に充分に備えてくださいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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