名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ

2017.10.19

死後事務委任契約完了

 おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。

雨、雨、雨で嫌になりますね。洗濯物が乾きません。そして追い討ちかのうように台風21号の襲来とのことで、燦燦と照りつけるお日様の陽の光が恋しいですね。風邪など引かれませんようにお気をつけください。

さてさて、先日完了した死後事務委任契約についてちょっとだけ触れておこうかと思います。行政書士と遺品整理の仕事を一緒に行っているからか遺品整理だけを専業で行っていたサラリーマン時代とは違う相談を良く受けるようになりました。

相談内容としては、
「両親が離婚して何十年も会っていなかった父親の遺品整理を私がやらなければいけないのでしょうか?」
「警察から連絡が入り、会った事もない親戚が亡くなったとのことで私が整理を頼まれました。これって私が行わないといけないのでしょうか?」
「音信不通だった兄妹が亡くなったようなのですが、子供がいるはずなのに私のところに大家さんから連絡が入りました。遺品整理は私の義務なのでしょうか?」等など。

上記のように遺品整理だけではなく相続問題や賃貸問題も含めての複合的な相談が多く寄せられるようになりました。

これらの問題についてはもちろん相談者の置かれている状況や家族構成、相続放棄の有無といった問題が絡んできますのでひとつひとつ解決策は異なってきます。

そして、今回お題としたいのは、「疎遠だった家族や親戚の遺品整理を私たちがやらないといけないのか?」ではなく、「自分の死後の手続きを疎遠だった家族や親戚に任せなくても良い方法はないのか?」というこちらの方です。

最近は「おひとり様」なんて言葉を良く耳にしますが、単純に独身者の増加と核家族状態での高齢化の進行で独居の高齢者が増えているだけとも言えます。

そういったひとり暮らしの方が増える中で、様々な事情により「家族と疎遠になってしまった」「何十年も音信不通」「会ったことも聞いたこともない親戚」という関係の方々も同時に増えてきています。

当然、そういった希薄な親族関係だと上で書いたように葬儀や遺品整理といった死後の手続きをしなくてはならなくなった場合に「なんで私が!?」となってしまうこともあるかと思われます。

亡くなった本人としても、疎まれながらイヤイヤ葬儀や遺品整理などをされても嬉しくはないでしょうから双方にとって不幸せでしかありませんよね。

そういった、自分の死後の手続きを疎遠だった家族や親戚ではなくて、専門家に依頼するのが「死後事務委任契約」というものになります。詳しくは「
死後事務委任契約について」を読んで頂ければ概要は解って頂けるかと思います。

今回のご依頼者の方は家族との仲は別段悪くありませんし、むしろ良好な間柄と言えます。しかし、お互いに住んでいる地域が離れている為に遠方で両親の介護をしている兄弟にわざわざ無理をしてまで駆けつけてもらうのは申し訳ないと考えてのご依頼となりました。

ご両親がご健在のことから解るようにご本人はまだお若く、まだまだ死後事務委任契約を考えるようなお歳ではありません。

しかし、ご病気の関係で事前にしっかりと準備をして、家族に迷惑をかけないようにするにはどうしたらいいのか?と考えて調べた結果、当事務所にご依頼頂いた形です。

死後事務委任契約は自分の死後の手続き、例えば病院からのご遺体の引き取り、葬儀や喪主の代行、遺品整理、役場の手続き、賃貸物件の明け渡し、相続財産の清算などといった物があります。

いずれも本来はご家族が行えば済む手続きばかりではあるのですが、家族や兄妹が高齢だったり、遠方に住んでいたり、お仕事の関係などで時間が取れない、体力的に辛いといった事情があるような場合ですとどうしても心身ともに疲労してしまうものでもあります。

そういった家族にとって辛い、大変といった部分を本人が生前に専門家と契約しておくのが死後事務委任契約ということになります。

死後事務委任契約は何も全てを専門家に任せる必要はありません。もちろん全てを任せることもできるのですが、家族で行える部分は家族で行い、家族ではできない部分だけを専門家に依頼するといった利用の方法もあります。

言ってみれば、死後の手続きで何が家族でできて、そして出来ないのか。それとも最初から全てを専門家に任せるのかといった事を生前に一緒にプランニングしていくのが死後事務委任契約の最初となります。

今回のご依頼者の方とも何度も打ち合わせを重ねてご本人がどのような事を望まれているのかを聞き取りさせて頂いた上でご家族の状況などをお聞きした上で死後事務委任プランを作成していきました。

死後事務委任契約
依頼者と打ち合わせをした内容を形にした遺言公正証書と死後事務委任公正証書。


納骨堂や葬儀会社との生前契約も進めます。


定期的な訪問と万が一ご自宅でなくなった場合に備えての連絡先等の掲示

死後事務委任契約は1回の打ち合わせで終わるものではありませんので、何度もご訪問させて頂き、その都度判明した問題点や疑問点をどのように解決していくかを依頼者の方と一緒に考えていく作業の繰り返しとなります。

死後事務に関するご相談は随時受け付けておりますので、頼れる身内がいない、家族に迷惑を掛けたくないなどでお悩みでしたらご相談くださいね。

名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂

第八行政書士事務所は名古屋を中心に遺品整理・死後事務のご相談を受け付けております。

その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や生前整理、相続相談、死後事務に関するご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くださいね。第八行政書士事務所 問い合わせフォームはこちら

ご契約者の死亡から死後事務委任契約の実施~終了まで

上記のご契約者の方が亡くなられた為、生前のご本人のご意思に従い、死後事務委任契約を検討されている一般の方へご参考にして頂くべく、その後の手続きについてもブログ形式で簡単に紹介しております。

ご契約者の方はまだまだ不慣れだった私の為に「一緒に勉強していきましょう!」とおっしゃって下さった方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

死後事務受任者として補聴器を寄付してきました。
本人も気が付いていない死後事務手続き
今年最初の死後事務支援手続き完了。

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