名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2018.01.28
死後事務委任?飛び込みの葬儀代行依頼
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。寒いですね。先日は名古屋でも久々の大雪となり、路面の凍結で交通は大混乱といったところでした。
ちょうどその日は知り合いの遺品整理業者さんの手伝いて作業していたのですが、犬の散歩に出られた女性が凍った路面で犬に引っ張られてか、転倒して頭を強く打たれていたようです。
すぐ目の前がご自宅のようでしたので大事ないとは思いますが、散歩される方はワンちゃんの行動にもお気をつけください。
さてさて、雪が降る少し前のことですが、いつもお世話になっている司法書士の先生より「今から死後事務の契約って可能ですか?」の問い合わせがありました。
通常、当事務所で行う死後事務委任の契約では、遺言書の作成や希望される死後事務の内容の聞き取りなどで何度もお会いして内容を詰めていきますので、一度の訪問だけでは正式な死後事務委任契約を結ぶことはできません。
しかしながら、お話しを聞くと依頼希望者は既にICU(集中治療室)に入っており、医師の判断で30分ほどなら面会ができるといった予断を許さない状況とのこと。
当然、本人の意思確認ができるかどうかも怪しいところですので、契約は無理でしょうというのが、司法書士の先生とこちらの意見です。
ただ、社会福祉協議会からの依頼でもあり、なんとか手伝えるところは手伝っていきたいということで、協議をしていると、依頼者のとりあえずの希望は「葬儀」と「納骨」だけであり、また配偶者の方がいらっしゃると判明。ご兄弟もいらっしゃるようですが、仲が悪いとのことでそちらには頼みたくないという強い希望があります。
でしたら、配偶者の方が喪主となられて葬儀を進めればいいのでは?と思ったところ、配偶者の方も体調を崩されて入院中とのことで、話しはできるけれど、喪主を務めることはとても出来るご様子ではありません。
したがって、死後事務委任契約は出来ませんが、身動きの取れない配偶者の方の手伝いはできますので、今回は当事務所が喪主等になる通常の死後事務ではなく、身動きの取れない配偶者の方の要望をこちらで確認して、その要望に従って私達が葬儀会社を手配して実際の葬儀、火葬、納骨まで行う支援体制で臨むことと致しました。
病院から今日、明日くらいですと電話で連絡が入った矢先にご本人様はお亡くなりとなり、急遽病院へ遺体の引き取りに伺います。同時に葬儀会社へご遺体の搬送をお願いしてそのまま会館へと移動。
予め配偶者の方に確認しておいた予算や希望プランで葬儀の手配を行い、事前に聞いていた親族の方へとご連絡。
ご親族の皆様も高齢であるとのことで、当初は誰も式には参加できないだろうとのことでしたが、告別式にはご兄弟の方が体調が悪い中ご参加してくださり非常に安堵の気持ちです。
ただ、どうしても体調がすぐれないとのことで、火葬や初七日法要については付き添いのご家族によってストップが掛かり、ご自宅へ戻られることとなりました。火葬や初七日法要については全てこちらで行わせていただきました。
通常の業務に比べてかなりイレギュラーな対応ではありましたが、葬儀会館のスタッフの皆さんの協力もあり無事、式を終えることができました。葬儀会館ティア津島の支配人はじめスタッフの皆様本当にありがとうございました。
今後はこういった緊急の要請にも対応できる体制の確立が望まれるのかもしれませんね。死後の手続きのご相談があればいつでもご相談ください。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に遺品整理・死後事務のご相談を受け付けております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や生前整理、相続相談、死後事務に関するご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くださいね。