名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2018.07.20
お盆付近の学生、社会人の自殺にご注意を!
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
連日暑い日が続きますね。熱中症や熱射病での死者も例年に比べて早いペースで発生しています。出かける用事がある場合は気温の高い時間帯を外して行動しましょうね。
さてさて、少し前のブログでも書きましたが、今回は長期休暇の際に増加する自殺の件について。私自身の経験で言えば、夏場は高齢者の方の熱中症などでの死亡とともに、学生や新社会人の方などの自殺が増加すると感じています。
これについては私の感覚だけでなく、新聞やネットニュースでも良く話題になっていますので、決して私だけの感覚ではないと思いますが、7月21日からは学生さん方は夏休みで、新社会人の方も8月にお盆休みが待っていることでしょう。
新しい環境に馴染めずに心が疲労するのは五月病でもあることですが、夏休みやお盆休み明け近辺はほんとうに自殺が多い!
この画像は一昨年のこの時期の物で、当事務所の自殺に関するページと浴室での自殺は遺族にとって負担が大きいということを遺品整理業者の視点から書いたページを現在何名の方が閲覧しているのかを示している画像となります。
この画像を見ると、数分の間で浴室での自殺に関するブログ、自殺に関する判例、事故物件が起きたらどのように対処すればいいのか?といったことを説明しているページに20名の方がほぼ同時に閲覧ているということになります。
これは1日に閲覧された人数ではなく、その瞬間(5分程度の間隔)にホームページを閲覧している方の人数であり、この時期、特にお盆間際と夏休み終了間際でこのような状態が一日中続くことになります。
つまり、それだけ家族の誰かが自殺をして、その対処に苦慮している方々がインターネットで情報を探しているという状況であり、実際に自殺が起きている件数としてはもっと多いことが容易に想像できます。
毎年のように言っていますが、夏休みとお盆の時期は自殺が急増します!学生のお子さんをお持ちの親御さん、社会人として働かれているお子さんをお持ちの親御さん、いつにもまして自分のお子さんの様子に注意を向けてあげてください。
夏休みが折り返しになった時点やお盆で帰省している合間のお子さん様子、いつもと同じですか?愚痴や不平を言っているならまだしも、「大丈夫」「問題ない」など男の子は心配させないように気丈に振舞っていたりします。
お子さんのいつもと違う雰囲気に気づいてあげられるのはずっとその子を見てきたご両親の方だけです。夏休みに入った時と折り返し時点を過ぎた頃を比較して様子が変だったりしたら注意してください。
夏休みやお盆休みの長期休暇はこれまでの辛い状況から抜け出せる希望の光であり、それの終わりはまるで絶望へのカウントダウンのようにも感じて、他の休暇とはその幸せと絶望の落差が大きいのが特徴です。
大学生のように親元を離れひとり暮らししているような場合はLINEなどで様子を聞くのもいいかもしれません。
自殺へのきっかけは、苦しい体験や嫌な現状から逃げ出したいと思う心ですが、それを引き止めるのは誰かと繋がっているという実感だと私は考えています。
親御さんはお子さんにとっての「親」であり、血の繋がった家族です。頻繁に電話やLINEなどをすればうざがられるかもしれません。
でも、いいじゃないですか、親子なんですから。多少うざがられても親子の縁が切れるわけではありません。でも、放置してしまったが為にお子さんの命が途切れてしまっては取り返しがつきません。
「あなたの後ろには私達がいる。親が子の心配をするのはあたり前だ!」ということを叩きつけてやる位でちょうどいいかと思われます。(笑)
繰り返しになりますが、今からの時期は学生さんや若い社会人の方の自殺が急増しますので、ご注意くださいね。