名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2019.01.11
2年越しの遺品整理の完了
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門、第八行政書士事務所の谷です。
新年あけましておめでとうございます。今年も第八行政書士事務所の遺品整理並びに死後事務手続きをよろしくお願い致します。
さてさて、先日完了した今年最初の遺品整理の話しなのですが、実はこのご依頼を最初に頂いたのはなんと2年も前の話しです。2年前に遺品整理のご依頼を頂き、本来でしたら1ヶ月程度で完了する予定の現場でした。
遺品整理で1ヶ月もかかるの?と思われるかもしれませんが、実はこれには訳があり、かなり大きなご自宅で依頼者の方も遠方に住んでいることから作業を4回程度に分けで行う予定をしていた為です。
また、室内に残っている家財や家具、そして家族と生活してきたこれまでの思い出の品を一点一点すべて一度はご自分の目で確認しておきたいという強い要望があった為、それに合わせた作業工程を準備したという訳です。
ご依頼者の方も今回の遺品整理には本腰で取り組むことを心に決めて挑まれていましたので、会社をしばらく休職して遺品整理の現場であるご実家に泊まり込みで作業に当たられていました。
通常の遺品整理ですと、最初におおまかな貴重品をご依頼者の方に引き上げて頂き、作業中に出てきた現金や貴金属類、その他思い出の品と思われるような品々については作業終了時にまとめてご確認頂くという形になるのですが、今回はそうではなく、まずは依頼者の方がすべて確認してからという作業となります。
ですので、三階建のご実家の確認にあたり、各階を約1週間程度で確認して、3週間かけて3階全部を確認、それに先立ち作業主スペースを空ける意味でまず最初に既に確認が終わっている家財類を搬出するという作業の計4回の実施予定で開始しました。
しかし、遺品整理の現場ではよくあることでもありますが、確認作業がなかなか進まない。長年家族で生活してきたすべての品をおひとりで確認するというのはやはり大変な作業です。
ですので、当初予定していた週末毎に各階を終わらせていくという予定は大幅にずれこみ、1階と2階部分をある程度整理した段階でタイムリミット。依頼者の方の休職期間が終了となってしまい、遺品整理は一時中断となってしまった訳です。
そして、最初の遺品整理から2年経過した頃の昨年の年末にご依頼者の方から再開の連絡を頂いたという次第です。
その間にも作業の確認の電話を入れたりもしていましたが、お仕事の関係でなかなか纏まった時間が取れないということで、ここまで時間が経ってしまったという訳です。
第八行政書士事務所の遺品整理では、こうした遠方にお住まいのお客様の為に鍵をお預かりして、依頼者の方の立ち合いなしでも作業を進めることができる体制は整えております。
この点につきましては国家資格たる士業者が行う遺品整理ということで安心して任せて頂いているところではありますが、それでもやはり、ご家族の代わりになることはできません。
ですので、ご実家にある大切な思い出の品々を一度は確認してから遺品整理にあたりたいという要望はご依頼者ご本人にしか出来ない作業でもありますので、私たちとしてはそれを最大限サポートできるように努めるばかりです。
そして、昨年末から今年の初めに掛けて、ご依頼者の方が年末年始のお休みを利用して最後の確認作業を終えて、私たちにバトンタッチをして頂き、すべての遺品整理が完了したという訳です。
最初の作業時にもかなりの物量を整理した記憶がありますが、今回の残りの作業だけでも4tトラックと3tトラックをいっぱいにする量を運び出しましたので、これを確認されたご依頼者の方は本当に大変だったかと思われます。お疲れ様でした。
今回の遺品整理では、ご依頼者の方が全ての家財に目を通されて、ご両親の思い出の品などを選び出し、室内に展示してからご親戚一同を呼んでの形見分けが行われました。
最近の遺品整理ではご親戚一同を呼んでまでの形見分けが行われることは少なくなっており、時間は掛かりましたが本来の意味での遺品整理が出来たのではないかと思っております。
当事務所としても、長年眠っていた案件が無事完了できたことで肩の荷が降りた気分でほっとしているところでもあります。今年もいい年になる事を願って今年最初の遺品整理の完了です!