名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2020.03.06
今年最初の死後事務支援手続き完了
おはようございます。名古屋の遺品整理・死後事務専門第八行政書士事務所の谷です。
コロナウイルスが蔓延してきていますね。私自身は仕事以外ではかなり引きこもり体質ですので外に出かけなくても全く苦ではありませんが、急に休校になったお子さん方はじっとしてられないでしょうね。それでもここは我慢してもらいなんとか感染を防いでいきたいところです。
さてさて、以前のブログにも何度か経過を書かせて頂いていた死後事務をご依頼頂いた方のお話し。今年の初めに亡くなり、当事務所で生前にご依頼頂いた通りに死後事務の手続きを進めてまいりました。
役所関係は届出をすれば良いので1週間程で役場関係は全て終わったのですが、一般の契約や預貯金、株式、不動産の名義変更、税金関係の手続きと死後の手続きは多岐に渡ります。
特に電話関係は本人確認が厳しいので、基本的には本人または相続人などの家族からの連絡しか受け付けてくれません。
この間も最終の支払いの確認の為にNTTに電話したところ、既に手続きを進めているにも関わらず「本人かご家族からしか対応はできません」との塩回答。
相手も会社の規定に従って仕事をしているだけですので、怒ってもしょうがないのですが、何度も事情を説明するのは本当に大変ですね。
NTTに限らずどこの電話会社でも「本人か家族しか受け付けできません」と言われた後に、「では、身寄りの無い方や高齢で手続きができない場合はどうするの?」と聞くと「ちょっとお待ちください」と言って保留になり、恐らく担当者に確認した後に「ご本人さんとの関係や生前にご依頼を受けていたことを証明する書類等はありますか?」と効かれ、「公正証書での死後事務委任契約書があります」と答えると「でしたらそれをFAXしてください」となり、「以前にも一度FAXしているのですが、、、、」と不毛なやりとりが再び繰り返されることに。(泣)
同じ担当者の方が必ず対応している訳ではないですから仕方のないことですが、契約の解除関係は時間がかかりますね。その手間も含めてご依頼頂いているのですから粛々と進めてまいります。
と、なんだが愚痴っぽくなってしまいましたが、手続き関係も一通り完了し大事な書類も回収できたことから、本業ともいえる遺品整理にとりかかりました。
今回の方は生前から綺麗にされていた方ですので室内は非常に綺麗で家財は多少多いですが、部屋の広さの割には少ないとも言えます。
優秀なスタッフの手も借りて二日で遺品整理は完了。室内の清掃も行いこれでいつでも相続人の方へと引き渡しができます。
といっても、相続財産たる不動産は遺品整理が終わっても名義変更をしないと売却するにしても賃貸するにしても手続きができませんので、ここはさっくと司法書士の先生に依頼させていただき。名義変更も無事完了。
不動産の手続きが無事終わったかと思っていたら、故人が生前に寄付していた国連UNHCR協会からの引き落としが依然として続いているとの報告がカード会社よりきました。
寄付の停止の連絡は早々にしてあったのですが、国連UNHCRへの停止連絡と請求が行き違いになったようで、カード会社へ引き落とし依頼が掛かったようです。
こちらも再度連絡をしてカード会社への請求を取り下げてもらい、なんとか解決。
最後にゆうちょ銀行から金券(払戻し証書)が送られてきたので、これを現金化して遺族へ送金すれば全て完了となります。
ゆうちょ銀行の払戻し証書は定期などを複数契約していると、契約毎に払戻し証書が作成されます。
今回の方も総数で上のような証書が12枚も送られてきましたので、署名捺印を全てに行うのに手が固まる、、、最近パソコンしか使わないので、久々に大量の文字を書こうとすると字が汚い、、、、orz
※ ゆうちょ口座をお持ちの方は直接相続人のゆうちょ口座へ入金することも可能です。今回は事情があり一旦現金化しています。
1月に死後事務に取り掛かり、ここまでに約2ケ月半。後は相続人の方から不動産の売却依頼を頂いていますので、そちらの買い手が見つかるまでは、不動産の管理費等の支払いの代行をこちらで続けることになりますので、もう少し掛かるかな~と思っている次第です。
遺品整理、生前整理、死後事務に関するご相談は名古屋の第八行政書士事務所までご相談ください。お電話お待ちしておりま~す。(^^)